2010年12月12日、ルンバのフェスタに参加するために日本人のグループがオルタ地区にやってきた。その目的は日本の雑誌『エココロ』に掲載するレポートの取材だった。Los Impagaosロス・インパガオス、The Litoザ・リト、そして ExpressoエクスプレソのDani Landryダニ・ランドリが盛り上げたオルタにあるCafé de la Granotaでのとっても愉快な夜。日本から来た彼らにとっても、僕たちにとっても忘れがたい時間となった。
1月中旬に発表された新プロジェクトOJO AL SABORオホ・アル・サボール。名前が示すとおり、Sabor de Graciaサボール・デ・グラシア(SDG)とOjos de Brujoオホス・デ・ブルッホ(ODB)のメンバーが中心になって始まったプロジェクトです。3月4日金曜日にお披露目ライブに行ってきました。今回はそのレポートです。
さすがはホール、ほぼ定刻通りにSDGのシスクがプロデュースしたカタルーニャのブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブPatriarcas de la Rumbaの『La que se ha lliao』でスタート。続いてODBの1stに収録されMacacoマカコがボーカルを取った『Vacileo』と、耳慣れた曲を違うアレンジで2曲続いたのですが、ODBの初期を思わせる『フラメンコとスクラッチの融合』を思い出させるアレンジで、ぞくぞくするほどかっこ良かった!!
なんと言っても、ベンティラドール4本の威力はもの凄かった! それもODBのラモン、La Troba Kung-Fuのムチャチョ、Ai Ai Aiのダビという現在のルンバシーンを代表するギタリストが一同に介してですから。シクスを加えた4本のベンティラドールが揃ったときの迫力ときたら、いやはや本当に想像以上でした。