dilluns, 27 de juny de 2011

Peretペレの音楽人生-実践編


お久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまってすいませんでした。私のライフワークはバルセロナから音楽と革命を追いかけることなのですが、5月の半ばに突如スペイン革命が始まってからというもの、そっちの動きについていくのでいっぱいいっぱいだったんです(スペインで進行中の革命について興味のある方は、私のもう一つのブログRamon Book Projectをご覧ください)。 
そうこうしているうちに、気がついたらもう6月も末。バルセロナもすっかり夏のバカンスムードになって、音楽イベントも一気に増えていました。そんな中で、ルンバの王様ペレが久々にライブを行うという情報を得て、626日の日曜日バルセロナ郊外の街Cornellàコルネヤの夏祭りに行ってきました。
コルネヤと言えばカタルーニャを代表するブルーカラーの労働者の街。奇しくもクラッシュと同年1976年に、この街でLa Banda Trapera del Rioラ・バンダ・トラペラ・デル・リオが生まれたことから、スペインのパンク発祥の地とも言われています。こちらが彼らの代表曲の一つ、集合住宅が建ち並ぶ衛生都市のひどい住環境を痛烈に批判した『Venid a las cloacas(下水道へようこそ)』です。
またスペインの国民的グループEstopaエストパの出身地ということでも有名なのですが、ただのベッドタウンで特に何もないところなので、足を踏み入れるのは今回が初めて。バルセロナの中心から地下鉄で15分しか離れていないにもかかわらず駅を降りるとすっかり郊外の雰囲気でした。
ステージがあるカタルーニャ広場には、のどかな夏祭りの風景が広がっています。
前座のSon Rumbaソン・ルンバがガト・ペレスからキコ・ベネノまでよく知られた曲で会場を盛り上げると、いよいよルンバの王様ペレの登場。
とにかくステージにいるだけでものすごい存在感。その佇まいのかっこいいことと言ったら!
実はペレのステージを見るのは、20087月のB-Estival以来約3年ぶり。あのときはキューバからのミュージシャンを含むビッグ・バンド編成で、Muchachito Bombo Infiernoのムチャチートが飛び入りしたりと非常に豪華なステージでした。

それに比べると今回は、パーカッション3人、ギター、女性コーラス、ベース、キーボードが半円に並んだ非常にシンプルな編成。また、ペレのバックを務めるのはみな20、30代の若いミュージシャンで、その中にも知った顔は1人もいません。

ペレほどになるとシンプルになればシンプルなほどにその凄さが伝わってくるもので、 圧巻はなんと言っても、他のミュージシャンが舞台を去ってペレがギター一本で弾き語るソロ・タイム。
大声で合唱する観客に合わせて、まるで観客こそが主役だというように、ギターで伴奏するペレが本当に素敵でした。
それにしても、ありとあらゆる層の観客が集まる夏祭りのフリーライブは、ルンバを楽しむのに最高のシチュエーション!! そして、ステージ脇にはペレの家族と思われる子供たちの姿。おそらくひ孫の代でしょうね。
夏祭りにふさわしく、今回のセットリストは誰もが知っている往年のヒット・メドレー。驚くことに、一時間半を越えるステージ中ペレは一度も休憩を取ることがありませんでした。間を持たせるようなバック・バンドのインストもなく、ペレはひたすらギターを弾いて歌っていたんです。76歳にして、ものすごいパワー!!

そして最も印象的だったのが、孫のような世代のミュージシャンに囲まれたペレが時折見せる満面の笑み。その嬉しそうなことと言ったら! インタビュー中に言っていた「やり残したのは、次の世代の育成に力を入れることだけ」を実践しているんですね。
「音楽と生きる」を体現するペレの姿が心に残るライブとなりました。いつまでも元気でステージに立ち続けてくださいね!!